建築家ロバート・アダムが、壁・天井・暖炉・家具を古代の意匠で 1 つにまとめた部屋を作った。家具はヘップルホワイト(1788)とシェラトン(1791–94)の図集が広め、盾形やハート形の背、細い角のテーパー脚とスペード足、扇の象嵌が典型になる。このサイトでは、シェラトンの『Drawing-Book』の形もこの様式に入れ、1800 年以後のサーベル脚の形はリージェンシー様式に分ける。
アダム・ヘップルホワイト様式・1765–1790
上げ下げ窓 3 つと窓のあいだの鏡、付け柱と中央の板の暖炉、両脇のコリント式の付け柱、対の 6 枚の鏡板の扉。淡い色の漆喰の壁、円と扇の浅い浮彫のコーブの天井、板張りに絨毯
元にした図・実物: クルーム・コートのタペストリーの間(Met 209329・202126)、Richardson『A Book of Ceilings』1776 図版 XXXV、Adam『The Works in Architecture』1773–79(オスターリー・パーク、サイオン・ハウス)(推定)
アダム・ヘップルホワイト様式・1765–1810
上げ下げ窓 3 つ、付け柱の暖炉、彫像の壁龕と付け柱の壁と配膳室への扉。平天井の浅い浮彫、板張りに絨毯
元にした図・実物: ランズダウン・ハウスの食堂(Met 196910)、カートリントン・パークの食堂(Met 196917)
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1765–1820
上げ下げ窓 3 つ、付け柱の暖炉、作り付けの本棚 2 つ。平天井と浅い浮彫、板張りに絨毯
元にした図・実物: Hepplewhite『Guide』1788、Sheraton『Drawing-Book』1791–94 の本棚の寸法(推定)
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1775–1800
盾形の枠の中に羽根のように開く 4 本の桟、角のテーパー脚にスペード足、前縁の波打つ張りぐるみの座
元にした図・実物: Hepplewhite『The Cabinet-Maker and Upholsterer's Guide』1794 年版 図版 1(V&A O372313)、Met 1605。図柄は V&A O372313 の背の頂の、扇に開く葉の彫刻
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1787–1800
中央の頂から谷へ下がり両端の肩でまた上がる波形の笠木の枠、張りぐるみの肘、細い角のテーパー脚 8 本
元にした図・実物: Hepplewhite『The Cabinet-Maker and Upholsterer's Guide』の図版 24 のソファ(1787 年刊の図。第 3 版 1794、Internet Archive cabinetmakerupho00ahepuoft leaf 85)。頂のリボンで結んだ月桂樹の枝の彫刻は枠より上へ出るので置かない(張りぐるみの枠の笠木の図柄は小さく、半ばが隠れる)。脚と寸法は米国のソファ 1790–1805(Met 66.108.1。93 × 198 × 77 cm)
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1770–1800
半円(デミリューン)の天板と幕板、角のテーパー脚 4 本にスペード足
元にした図・実物: Hepplewhite 1788 のサイドボードとピア・テーブル(図版 29–34。実物は要選定)
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1775–1800
ブラケットの足の 4 段の引き出しの箱、斜めに倒す蓋、上にガラス戸の本棚とコーニス
元にした図・実物: Hepplewhite『The Cabinet-Maker and Upholsterer's Guide』1788 の desk and book-case(長さ 3 ft 6 in・奥行き 22 in・机の高さ 3 ft 2 in・全高 約 6 ft)
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1780–1800
角のテーパー脚にスペード足の卓に引き出しと下の棚。天板の奥に、3 つの小引き出しの台と、S 字の支柱のあいだで傾ける楕円の鏡(ドレッシング・グラス)を載せる
元にした図・実物: Hepplewhite『The Cabinet-Maker and Upholsterer's Guide』1788 の Dressing Glasses(第 3 版 1794 の図版 70・71)と Ladies Dressing Tables(図版 72)。図柄は図版 70 の台の正面の飾り(パテラ)
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1775–1795
半円の平面を付け柱の帯で分け、中央の扉に楕円の鏡板、左右に鏡板。上に幕板の帯、下は中央を下げた幕板と外へ反る短い足。扉の奥は棚
元にした図・実物: Hepplewhite『Guide』1788 図版 78「A Commode」(1787 年の刷り。幅は図の縮尺で約 4 ft 2 in)
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1780–1800
蛇行の正面、細い角のテーパー脚 6 本(前 4・後ろ 2)とスペード足。中央に長い引き出しとその下の空き、左右に深い引き出し(右は酒瓶の仕切り)
元にした図・実物: Hepplewhite『Guide』1788 図版 29–30、Sheraton『Drawing-Book』図版 XXVI、米国 1795–1800(Met 16912)
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1785–1805
上と同じ形に、後ろの真鍮の手すりと燭台の枝 2 本を立てた違い。手すりに大皿を立てかけ、灯すと銀器が光る
元にした図・実物: Sheraton『Drawing-Book』図版 XXVI・XXXI(真鍮の手すりと燭台の枝)
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1775–1805
窓のあいだの壁に掛ける矩形の鏡。平らな枠に玉縁、上に壺と葉綱を置く頂の板
元にした図・実物: Met 5613(1790–1805、1905 × 737)
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1765–1800
四角い段の台にコリント式の柱を立て、柱頭の上に壺形の筒。台に花綱、柱の根元に葉の帯と玉縁
元にした図・実物: 銀の燭台 ca. 1775–80(Met 231019、31.1 cm)
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1770–1800
柱形の燭台の筒に、S 字の腕 2 本と頂の壺の枝を差したもの(卓の中央や暖炉の棚に対で置く)
元にした図・実物: 柱形の銀の燭台 ca. 1775–80(Met 231019)に、docs/02 §7 の「枝付きも」を足した形
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1770–1810
下の壺と細い軸に、上下 2 段の S 字の腕。下の段の灯りにガラスの雫と玉の鎖
元にした図・実物: シャンデリア 1765–85(Met 1976、99.1 × 94 cm)
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1773–1796
四角い台の上の壺形の湯沸かし(肩に輪の取っ手、正面の下に蛇口)、楕円の溝彫りのポット、壺形の砂糖入れ、鐘形のカップと受け皿 2 客
元にした図・実物: ティー・アーン John Carter II 1773–74(Met 11.28、527 H)、ポット Paul Revere Jr. 1796(Met 33.120.543、154 H × 295)、砂糖入れ Charles Faris 1790–1800(Met 24.109.15、235 H)
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1770–1810
卓の中央の銀の飾り台。台の上の柱に頂の籠、柱の節から 4 本の腕が出て先に小皿
元にした図・実物: Heming のエペルニュ 1766–67(Met 201392、625 × 724 × 746。ロココの近い例)、Lalonde の卓の上の器の図 ca. 1780(Cooper Hewitt 1911-28-206)
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1780–1840
18 in の球と真鍮の子午環、度の目盛りのある地平環を、ろくろ挽きの脚 4 本と X 形の貫で支える。貫の中央に方位磁針
元にした図・実物: James Wilson の地球儀 1828(Met 8487、球 457・全高 889)を近い例とし、台は docs/02 §7 の「脚と貫と方位磁針」
アトリエで開く
枠の割り付けとガラスの大きさが、時代をいちばん正直に表す。

両開きの扉を一直線に並べ、部屋の奥まで見通す。

部屋の中心に据え、上に鏡を掲げ、棚に時計と燭台を並べる火の場所。

壁を腰・中・上の帯に割る仕上げで、部屋の様式がいちばんよく出る。

梁の天井から格天井、漆喰の浮彫へと移り、回り縁で壁とつなぐ。

古代の 5 つのオーダーに従う柱で、室内では壁に半分埋めた付け柱が多い。

食堂とサロンの壁ぎわに、何脚も並べる椅子。

2〜4 人が並んで掛ける、張りぐるみの長椅子。

窓の間の壁に付けて置き、上に大きな鏡を掛ける卓。

平机・倒す蓋・巻き蓋・婦人の小さな机と型の多い、手紙を書く机。

蓋の裏に鏡が立ち、引き出しに化粧の道具を納める。

大理石の天板と金銅の飾りを付けた、腰の高さの引き出しの箪笥。

食堂の壁ぎわで料理と銀器を受け、給仕がここから卓へ運ぶ台。

窓の間や暖炉の上に、床から天井近くまで掛ける鏡。