CC0CC0客を迎えるための部屋は、17 世紀後半から寝室や控えの間と分かれていき、18 世紀の仏でサロンとして定まった。外の壁に縦長の窓を並べ、向かいか短い壁の中央に暖炉を置き、窓と窓の間の壁に大きな鏡を掛ける。18 世紀は家具を壁ぎわに並べて部屋の中央をあけ、19 世紀は暖炉や丸卓のまわりに椅子を寄せた島をいくつも作った。英国ではドローイング・ルーム、中流の家ではパーラーと呼ぶ。
クイーン・アン様式・1715–1735
暖炉の前の小さな茶卓を椅子と肘掛け椅子で囲むお茶。卓の上の茶器と燭台、窓のあいだの姿見、壁ぎわの書き物机と飾り棚
元にした図・実物: クイーン・アンの椅子(Met 1725・1650)、docs/02 §3 queen-anne(1700〜1750 の英国。茶の道具が入ってくる)
アトリエで開くレジャンス様式・1715–1735
暖炉の両脇に向かい合わせた肘掛け椅子で語らう 2 人と、立って話す客。ピアの鏡の下のコンソール、壁ぎわのコモードと鏡
元にした図・実物: Cressent のコモード 1745–49(Met 206971。形の名残)、Oppenord・Pineau の室内の版画(docs/02 §3)
アトリエで開くチッペンデール様式・1755–1775
暖炉の前の三本脚の傾け卓で茶を淹れる客間。壁ぎわのブレイクフロントの本棚とソファ、窓のあいだの姿見、ロングケースの時計
元にした図・実物: Chippendale『Director』1754・1762 [P1]、傾け卓(Met 8282・8285)、ロングケース 1775(Met 203679)
アトリエで開くルイ 15 世様式(ロカイユ)・1760–1780
暖炉に近い部屋の右寄りに茶卓を出し、ルイ 15 世様式の肘掛け椅子 4 脚で囲んだお茶会。カナペは壁ぎわ、奥のピアの鏡の下にコンソールの対
アトリエで開くアンピール様式(ディレクトワールを含む)・1800–1815
暖炉の両脇の肘掛け椅子とゲリドンで語らう 2 人と、窓辺のレカミエの婦人。向かいの壁ぎわに箱形のソファ
アトリエで開くリージェンシー様式・1815–1835
中央の丸卓を囲む椅子と吊ったシャンデリア、暖炉の脇の肘掛け椅子、壁ぎわのソファと低い本棚、窓辺の地球儀とアルガン灯
元にした図・実物: Thomas Hope 1807 [P4]、George Smith 1808 [P7]、Ackermann『Repository』1809–28(Met 397092)、James Wilson の地球儀 1828(Met 8487)
アトリエで開くビーダーマイヤー様式・1820–1845
窓のあいだのソファと前の丸卓に家族が集まる夕べ。吊りランプ、卓の上の茶器、壁ぎわの飾り棚、暖炉の棚の時計
元にした図・実物: Otto Wagner(父)1850(Cooper Hewitt 2007-27-49)、Danhauser の椅子 1815–20(Met 208558)、ビーダーマイヤーの卓 1825 ごろ(Met 230974)
アトリエで開くビーダーマイヤー様式・1830–1848
窓のすぐ脇の壁ぎわのセクレテールで手紙を書く婦人。窓のあいだのソファと丸卓、暖炉の棚の時計
元にした図・実物: ビーダーマイヤーの書き物机 1830 ごろ(Met 236582)、Danhauser の椅子 1815–20(Met 208558)、Otto Wagner(父)1850(Cooper Hewitt 2007-27-49)
アトリエで開くヴィクトリア朝様式・1880–1900
暖炉を肘掛け椅子とソファで囲む島と、部屋の中ほどの丸い茶卓。銀のポットと三段のスタンド
アトリエで開くアーツ・アンド・クラフツ・1890–1905
腰掛けを作り付けた炉辺の前のモリス・チェアと小さな卓、炉に向くサセックスの長椅子、梁から吊ったランタン、皿の棚までの羽目板
元にした図・実物: Gimson の椅子 1891(V&A O130378)、Godwin(V&A O8384)、docs/02 §3 arts-and-crafts(Morris・Webb・Voysey・Baillie Scott)
アトリエで開くアール・ヌーヴォー・1895–1910
暖炉を囲むルイ 16 世様式の再現の椅子とソファ、部屋の右寄りに植物の曲線の椅子 4 脚、窓のあいだに飾り棚
アトリエで開くクイーン・アン様式・1705–1735
床から回り縁までの羽目板、太い桟の上げ下げ窓と鎧戸、凸の繰形の暖炉と上の額、6 枚の鏡板の扉、板の床
元にした図・実物: docs/02 §3 queen-anne(1700〜1750 の英国の羽目板の部屋)、The Met のアメリカン・ウィングの実物(推定)
アトリエで開くレジャンス様式・1715–1730
頭が欠円の床までの窓と鏡、浅い弧の大理石の暖炉と上の鏡、貝殻を頂く背の高いボワズリー、コーブの天井と寄木の床
元にした図・実物: Oppenord・Pineau の室内の版画(1720〜40 年代。docs/02 §3)、ヴァランジュヴィル館の大サロン(Met 202996。寸法の目安)
アトリエで開くルイ 15 世様式(ロカイユ)・1730–1770
床までの窓 3 つと窓のあいだの鏡、暖炉と上の大きな鏡、両開きの扉。白と金のボワズリーとコーブの天井、ヴェルサイユ寄木の床
元にした図・実物: テッセ館の大サロン(Met 199118)、ヴァランジュヴィル館の大サロン(Met 202996)
アトリエで開くチッペンデール様式・1750–1775
上げ下げ窓 3 つと鎧戸、耳の付いた枠の大理石の暖炉と破風の上の額、破風の扉、腰の羽目板と張り布、絨毯
元にした図・実物: Chippendale『Director』1762 [P1] の暖炉の図、Thomas Johnson の暖炉の版画(Met 362300)、カートリントン・パークの食堂(Met 196917。寸法の目安)
アトリエで開くアダム・ヘップルホワイト様式・1765–1790
上げ下げ窓 3 つと窓のあいだの鏡、付け柱と中央の板の暖炉、両脇のコリント式の付け柱、対の 6 枚の鏡板の扉。淡い色の漆喰の壁、円と扇の浅い浮彫のコーブの天井、板張りに絨毯
元にした図・実物: クルーム・コートのタペストリーの間(Met 209329・202126)、Richardson『A Book of Ceilings』1776 図版 XXXV、Adam『The Works in Architecture』1773–79(オスターリー・パーク、サイオン・ハウス)(推定)
ルイ 16 世様式・1770–1790
床までの窓 3 つと窓のあいだの鏡、直線の大理石の暖炉と上の鏡、向かいの両開きの扉。縦長の矩形の白と金のボワズリー、浅い浮彫の平天井、ヴェルサイユ寄木の床
元にした図・実物: カブリ館の部屋(Met 205485)、テッセ館の大サロン(Met 199118)、ボルドーの館の部屋(Met 199390)、暖炉(Met 205486)
アンピール様式(ディレクトワールを含む)・1800–1820
窓 3 つと円柱の暖炉、両開きの扉。絹の張り布の壁と縁取り、平天井と中心の飾り、ヘリンボーンの床
元にした図・実物: Percier & Fontaine『Recueil de décorations intérieures』1801/1812(推定)
アトリエで開くリージェンシー様式・1810–1830
バルコニーへの床までのフランス窓 3 つ、縞の壁紙、溝の額縁と角の丸い飾り、黒い大理石の暖炉と上の鏡、絨毯
元にした図・実物: Thomas Hope『Household Furniture and Interior Decoration』1807 [P4]、Ackermann『The Repository of Arts』1809–28(Met 397092)、Met 4927 の客間 1805 ごろ(額縁の角の飾り)
アトリエで開くビーダーマイヤー様式・1815–1848
明かり取りの付いた両開きの窓 2 つと、あいだの壁のソファの場所。白い 2 枚扉、壁紙と帯、簡素な回り縁と天井のローズ、板の床
元にした図・実物: Otto Wagner(父)『A Salon in a Residence of the Duke of Leuchtenberg』1850(Cooper Hewitt 2007-27-49)、Cooper Hewitt 1940-120-43(1835–40 のウィーンの壁の図案)
アトリエで開く第二帝政様式(ナポレオン 3 世様式)・1855–1870
床までの窓 3 つと頭の丸い鏡、上に鏡を掛けた大理石の暖炉、向かいの大きな鏡と両開きの扉 2 つ。濃い色の張り布、重い回り縁とコーブの天井の天井画の額、ヴェルサイユ寄木に絨毯
元にした図・実物: パリのサロンの室内画 1857(Met 362106)、リュイヌ館のサロンの図案(Met 384909)、ルーヴルのナポレオン 3 世の居室 1856–61(推定)
ヴィクトリア朝様式・1860–1890
上げ下げ窓 2 つ、アーチの火格子の暖炉と棚付きの鏡、4 枚の鏡板の扉。腰の板と壁紙、深い回り縁、板張りの床に絨毯
元にした図・実物: Loudon『Encyclopaedia』1833、Eastlake『Hints on Household Taste』1868(推定)
アトリエで開くアール・ヌーヴォー・1895–1914
床までの窓 2 つ、角の丸い開口の暖炉、上が曲線の鏡板の扉。低い腰と壁紙、浅いコーブ、ヘリンボーンの床
元にした図・実物: オスマン式の主階の天井高([S9])、レヴィ=デュルメール「藤」の食堂(Met 489452)(推定)
アトリエで開くアーツ・アンド・クラフツ・1890–1905
皿の棚までのオークの羽目板、梁の見える天井、腰掛けを両脇に作り付けた炉辺、鉛の桟の開き窓、板戸
元にした図・実物: Baillie Scott・Voysey の住宅の居間(1890〜1905。推定)、docs/02 §3 arts-and-crafts(オークの平らな鏡板、構造を見せる)
アトリエで開く写り方・資料の種類ごとに、一覧で見られます。
CC0CC0部屋・建具(実物)
ca. 1682–84・The Met
CC0CC0図集・版画
1695–1750・Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum
PDパブリックドメイン意匠図・素描
ca. 1715・Yale Center for British Art
CC0CC0意匠図・素描
1719–20・Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum
CC0CC0部屋・建具(実物)
ca. 1736–52, with later additions・The Met
PDパブリックドメイン図集・版画
1751・Yale Center for British Art
CC0CC0室内画・絵画
ca. 1756–59・The Met
CC0CC0意匠図・素描
1758–1803・The Met
CC0CC0部屋・建具(実物)
ca. 1768–72, with later additions・The Met
CC0CC0部屋・建具(実物)
1763–71・The Met
CC0CC0室内画・絵画
c. 1772・Cleveland Museum of Art
CC0CC0部屋・建具(実物)
ca. 1785, with later additions・The Met
CC0CC0図集・版画
19e siècle・Paris Musées
PDパブリックドメイン図集・版画
1802年(刊行)・Internet Archive
CC0CC0部屋・建具(実物)
ca. 1805・The Met
PDパブリックドメイン図集・版画
1807年(刊行)・Internet Archive
CC0CC0部屋・建具(実物)
ca. 1811・The Met
CC0CC0部屋・建具(実物)
1810–11・The Met
CC0CC0意匠図・素描
1838・The Met
PDパブリックドメイン図集・版画
1839年(刊行)・Internet Archive
CC0CC0意匠図・素描
1840・Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum
CC0CC0意匠図・素描
ca. 1850・The Met
CC0CC0意匠図・素描
1848・The Met
CC0CC0意匠図・素描
second half 19th century・The Met
CC0CC0意匠図・素描
1850・Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum
CC0CC0意匠図・素描
1857・The Met
CC0CC0意匠図・素描
1877・Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum
CC0CC0意匠図・素描
ca. 1900・Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum