ポンペイなどの発掘で古代への関心が高まり、1760 年代から猫脚をやめて、溝を彫ったまっすぐな脚と矩形・楕円の背に戻した。月桂樹の葉綱・リボン・真珠の縁・壺を左右対称に置く。王の在位(1774–92)より前から始まるので、ロココの時代の後半にルイ 15 世様式と並ぶ。19 世紀後半とベル・エポックに最も多く再現された様式でもある。
ルイ 16 世様式・1770–1790
床までの窓 3 つと窓のあいだの鏡、直線の大理石の暖炉と上の鏡、向かいの両開きの扉。縦長の矩形の白と金のボワズリー、浅い浮彫の平天井、ヴェルサイユ寄木の床
元にした図・実物: カブリ館の部屋(Met 205485)、テッセ館の大サロン(Met 199118)、ボルドーの館の部屋(Met 199390)、暖炉(Met 205486)
ルイ 16 世様式・1770–1790
床までの窓 1 つ、小さな暖炉と上の鏡、向かい合わせの鏡。ボワズリーと浅い浮彫の平天井、ヴェルサイユ寄木の床
元にした図・実物: クリヨン館のブドワール(Met 199496)
アトリエで開くルイ 16 世様式・1775–1790
楕円の背(メダイヨン)を短い柱で座の上に浮かせ、縦溝の先細りの脚の付け根に四角い台を置く
元にした図・実物: Jean-Baptiste III Lelarge の椅子 1775–80 ごろ(Met 195018。高さ 908・幅 521・奥行 445)。図柄は同じ椅子の彫刻から(背の頂のリボンの結び、脚の上の台のロゼット、座枠の組紐の帯)
アトリエで開くルイ 16 世様式・1770–1792
溝彫りのテーパー脚と角の台、楕円のメダイヨンの背、前脚の真上に立つ肘の支え
元にした図・実物: Georges Jacob の肘掛け椅子 1785 ごろ(Met 189386)・1788(Met 189387)。図柄は同じ椅子の彫刻から(メダイヨンの頂のリボンの結び、脚の上の台のロゼット、座枠の葉の帯)
アトリエで開くルイ 16 世様式・1770–1792
上が弧のまっすぐな背と、前脚の上に立つ支えの肘、溝彫りの脚
元にした図・実物: Sené のカナペ・ア・コンフィダン 1775–80(Met 206983)。図柄は同じカナペの彫刻から(脚の上の台の円い飾り、座枠の葉の帯)
アトリエで開くルイ 16 世様式・1775–1791
丸い天板と透かしの真鍮のギャラリー、引き出しの付いた深い円い幕板、溝の入った先細りの丸い脚 4 本
元にした図・実物: パリの丸い小卓 1775–91(Met 460831。天板はセーヴルの磁器、749 × 径 464)
アトリエで開くルイ 16 世様式・1775–1790
矩形の大理石の天板、溝彫りの先細りの脚 4 本と角の台のロゼット、平たい X 形の貫と中央の円い台(金箔)
元にした図・実物: パリのコンソール 1780 ごろ(AIC 1919.841。865 × 778 × 432)
アトリエで開くルイ 16 世様式・1765–1792
婦人の小さな書き物机。溝彫りのテーパー脚と下の棚、天板の奥に扉と引き出しの小さな棚、上にギャラリー
元にした図・実物: Martin Carlin のボヌール・デュ・ジュール 1769 ごろ(Met 206969)。図柄は同じ机の、前の幕板の中央の金具(円いロゼット)
アトリエで開くルイ 16 世様式・1775–1790
天板を 3 つに分け、中央の井戸から額縁の鏡を後ろへ傾けて起こす。幕板に 3 つの引き出し、溝彫りのテーパー脚と、脚の上の角の台
元にした図・実物: Jean-Henri Riesener の仕掛けの卓 1781(Met 49.7.117。中央を開くと鏡が起き上がる。高さ 72.4・幅 78.1・奥行き 48.3 cm)。図柄は同じ卓の、脚の上の金具(ロゼット)
アトリエで開くルイ 16 世様式・1765–1792
平らな正面の中央を少し前に出し、前の角を面取りする。上に浅い 3 つの引き出し、下に 2 段。独楽形の短い脚と大理石の天板
元にした図・実物: Riesener 1786 ごろ(Met 206966、864 × 927 × 451)
アトリエで開くルイ 16 世様式・1770–1792
前の角を面取りした背の高い本棚。格子の桟のガラス扉 2 枚、天板の下の帯、大理石の天板、独楽形の足
元にした図・実物: Carlin 1785 ごろ(Met 205092。館の記録 203.2 × 113.7 × 40.6 cm)
アトリエで開くルイ 16 世様式・1775–1792
大理石の天板、前の両端が丸く開いた棚、幕板に 3 つの引き出し、溝彫りの丸いテーパー脚と床の近くの下の棚
元にした図・実物: Molitor 1785 ごろ(Met 195486、857 × 1657 × 584)、Riesener 1790 ごろ(Met 206604)
アトリエで開くルイ 16 世様式・1770–1792
前の柱がなく、壁から寝台の長さいっぱいに天蓋を張り出す。ドームの天蓋とヴァランス、頭の側の帳を頭の柱で束ね、張りぐるみの高い頭板
元にした図・実物: Jacob のリ・ア・ラ・デュシェス・アン・アンペリアル 1782–83(Met 231893、全高 3981 × 幅 1867 × 長さ 2203、頭板 2019)
アトリエで開くルイ 16 世様式・1770–1785
矩形の鏡を平らな金の枠で囲み、上の框の中央にリボンの結び目。輪が左右へ開き、垂れが框の前へ下がる
元にした図・実物: 仏の鏡の枠 1780–85(Getty 92.DH.20、1877 × 1310)。結び目は鏡の枠の下絵 ca. 1770(Met 35.73.31)も見た
アトリエで開くルイ 16 世様式・1770–1785
丸い段の台に縦の膨らみの鐘、月桂樹の帯を巻いた胴から、上へ太る縦溝の柄。柱頭の上に壺形の口と平たい受け皿
元にした図・実物: 金銅の燭台 ca. 1770–75(Met 236576、26.7 × 14.3 cm)、Antoine Dutry の銀の燭台 1781(Met 238982、27.1 × 14.6 cm)
アトリエで開くルイ 16 世様式・1770–1790
頂のリボンの結びの下に壺、上へ太る縦溝の柱、下に松かさ。柱の中ほどから左右対称の腕が出て、曲がりの下で渦を巻き、月桂樹の綱が柱へ垂れる
元にした図・実物: Philippe Caffieri の壁灯 ca. 1765–70(Getty、縦溝の柱・壺・松かさ・月桂樹の綱)、パリの 3 灯の壁灯 1787–88(Met 205529、81.3 × 38.1 × 26.0 cm、頂のリボンの結び)。2 灯にした
アトリエで開くルイ 16 世様式・1765–1785
両端にリボンの結びの付いた楕円の盆に、丸いポット・円筒の砂糖入れ・ミルク入れと、円筒のカップ(リトロン)と受け皿 2 客。盆の縁に月桂樹の帯
元にした図・実物: セーヴルのデジュネ「ルバン」1765–70(Getty 89.DE.25、盆 385 × 260 × 60)、盆 1775(Met 58.75.103、260 × 394)、ポット 1780(Met 54.147.16、111 H)
アトリエで開くルイ 16 世様式・1775–1785
楕円の台から竪琴が立ち、上の横木から弦が下りて、文字盤とそのまわりの玉の輪(振り子の錘)を吊る
元にした図・実物: 竪琴の形の時計の下絵 ca. 1775–85(Met 60.692.8、仏の作者不詳)。寸法は docs/02 §5 の置き時計の目安
アトリエで開くルイ 16 世様式・1775–1792
左右 2 枚に分けて引き、房の紐で束ねる。窓の上は寄せた帯のバランス(垂れ布のスワッグは公開のあと)
元にした図・実物: docs/02 §5 curtain(18 世紀末から、1 枚を引き上げる型に代わって左右 2 枚に分けて引く型になる)
アトリエで開く
枠の割り付けとガラスの大きさが、時代をいちばん正直に表す。

両開きの扉を一直線に並べ、部屋の奥まで見通す。

部屋の中心に据え、上に鏡を掲げ、棚に時計と燭台を並べる火の場所。

壁を腰・中・上の帯に割る仕上げで、部屋の様式がいちばんよく出る。

寄木・石の市松・絨毯の床は、パースの基準の線にもなる。

古代の 5 つのオーダーに従う柱で、室内では壁に半分埋めた付け柱が多い。

18 世紀の引き上げ式から、19 世紀の重ねた布の窓へ。

食堂とサロンの壁ぎわに、何脚も並べる椅子。

脇の開いたフォトゥイユと、脇まで張りぐるみのベルジェール。

2〜4 人が並んで掛ける、張りぐるみの長椅子。

お茶の道具を載せる小さな卓で、三本脚の丸卓が代表。

窓の間の壁に付けて置き、上に大きな鏡を掛ける卓。

平机・倒す蓋・巻き蓋・婦人の小さな机と型の多い、手紙を書く机。

蓋の裏に鏡が立ち、引き出しに化粧の道具を納める。

大理石の天板と金銅の飾りを付けた、腰の高さの引き出しの箪笥。

宝物や本を見せてしまう、扉付きの棚。

食堂の壁ぎわで料理と銀器を受け、給仕がここから卓へ運ぶ台。

天蓋と帳で囲う寝台で、部屋でいちばん高価な家具だった。

窓の間や暖炉の上に、床から天井近くまで掛ける鏡。