ナポレオン 3 世の宮廷が、ルイ 16 世様式とブール象嵌を好んで復興し、パリの富裕な家がそれに倣った。木の見えない深いボタン留めの張りぐるみ、房飾り、黒塗りに金や螺鈿の家具が流行し、背中合わせの長椅子や丸いソファのような新しい座る家具も作られた。過去の様式の写しが多いので、作りの重さと張り布の厚みで 18 世紀の実物と見分ける。
第二帝政様式(ナポレオン 3 世様式)・1855–1870
床までの窓 3 つと頭の丸い鏡、上に鏡を掛けた大理石の暖炉、向かいの大きな鏡と両開きの扉 2 つ。濃い色の張り布、重い回り縁とコーブの天井の天井画の額、ヴェルサイユ寄木に絨毯
元にした図・実物: パリのサロンの室内画 1857(Met 362106)、リュイヌ館のサロンの図案(Met 384909)、ルーヴルのナポレオン 3 世の居室 1856–61(推定)
第二帝政様式(ナポレオン 3 世様式)・1855–1870
床までの窓 2 つ、上に鏡を掛けた暖炉、配膳室への扉と大きな食器台を置く壁。人の背より高い木の羽目板と張り布、格天井、ヘリンボーンの床
元にした図・実物: マティニョン通り 20 番地の食堂の図案(Met 384797)、パリの食堂の室内画 1857(Met 357970)(推定)
第二帝政様式(ナポレオン 3 世様式)・1855–1870
床までの窓 1 つ、ルイ 16 世様式の再現の暖炉と上の鏡、向かい合わせの鏡。腰の鏡板とボタン留めの張り布の壁、コーブと天井画の額、寄木に壁ぎわまでの絨毯
元にした図・実物: パリの室内の水彩 1857(Met 357971・362102)、Guilmard『Le Garde-meuble』1839–1935 ごろの室内の図(推定)
第二帝政様式(ナポレオン 3 世様式)・1852–1870
片側に床までの窓 5 つ、向かいに鏡 5 つ、奥に暖炉と楽団の桟敷、付け柱と金の板張り、コーブの天井、ヴェルサイユ寄木
元にした図・実物: 推定(docs/02 §6)
アトリエで開く第二帝政様式(ナポレオン 3 世様式)・1855–1880
木の見えない全部の張りぐるみ、ボタン留めの丸い背、短いろくろ脚にキャスター
元にした図・実物: Guilmard『Le Garde-meuble, ancien et moderne』の張りぐるみの椅子(1850〜70 年代。図版は要選定)
アトリエで開く第二帝政様式(ナポレオン 3 世様式)・1850–1870
高く巻いた張りぐるみの肘、中央がゆるく上がる背、縦の縁取りとボタン留め、房飾りの裾と短いろくろ脚にキャスター
元にした図・実物: Guilmard『Le Garde-meuble, ancien et moderne』第 71 回配本 No. 408「Canapé confortable, pour petit salon(Garniture capitonnée et côtelée)」1850 ごろ(Smithsonian Libraries 本、Internet Archive gardemeubleIII leaf 209)
アトリエで開く第二帝政様式(ナポレオン 3 世様式)・1855–1880
脚の見えない丸い張りぐるみ、裾に房飾り
元にした図・実物: Guilmard『Le Garde-meuble, ancien et moderne』のプフの図(図版は要選定)
アトリエで開く第二帝政様式(ナポレオン 3 世様式)・1857–1870
腰の高さの低い戸棚。中央が少し前に出て、扉に楕円のメダイヨンの枠。左右は 1 枚ガラスの扉と棚。前の角に細い金の縁、天板の下の帯と台輪
元にした図・実物: Léon Marcotte 1857–60(Met 1082。館の記録 108.9 × 183.4 × 54 cm。黒い木地に金の縁、ルイ 16 世様式の再現)。手本の 18 世紀の低い戸棚は Met 209080
アトリエで開く第二帝政様式(ナポレオン 3 世様式)・1852–1870
楕円の磁器の鉢を、渦の脚の金めっきの台にのせ、両端から S 字の枝を立てて 3 灯ずつ蝋燭を立てる。鉢の正面にロカイユ
元にした図・実物: ジャルディニエールと枝付き燭台の図 ca. 1855(Cooper Hewitt 1953-206-10)
アトリエで開く
客を迎え、会話とお茶とカードを楽しむ、館でいちばん見せる部屋。

中央の長い食卓と、壁ぎわで料理を受けるサイドボードを据えた、晩餐のための部屋。

寝室の隣の小さな部屋で、手紙を書き、親しい人と話し、身支度をする。

窓と鏡が向き合う細長い広間に、シャンデリアが列をなす。