王の威光を見せるため、まっすぐな線と左右対称を土台に、金箔の彫刻・大理石・ブール象嵌(べっ甲と真鍮の象嵌)を重ねた。椅子は背が高く矩形で、脚は角柱や逆さの花瓶形、脚どうしを H 形や X 形の貫でつなぐ。版画家ル・ポートルとベランの図、のちにオランダと英国へ渡ったマロの図が、部屋と家具の形を各国に伝えた。
ルイ 14 世様式・1680–1715
付け柱と額縁で囲み、前を手すりで区切った寝台のアルコーヴ、床までの窓 2 つ、大きな繰形の暖炉と上の鏡、絵を載せた扉。張り布の壁、大きなコーブと天井画の額、ヴェルサイユ寄木
元にした図・実物: Daniel Marot『Second Livre d'Appartements』1702 ごろの儀礼の寝室(Cooper Hewitt 1988-4-53)、王の寝室の立面図 1656–57(Met 389927)、ヴェルサイユの王の寝室 1701(推定)
ルイ 14 世様式・1678–1715
片側に床までの窓 7 つ、向かいに同じ割り付けの鏡 7 つ、コリント式の付け柱、大きなコーブと天井画の額、ヴェルサイユ寄木
元にした図・実物: ヴェルサイユの鏡の間 1678–84(2次。長さを縮めた)
アトリエで開くルイ 14 世様式・1660–1715
逆さの花瓶形の脚と H 形の貫、高い四角の張りぐるみの背、先が渦の肘
元にした図・実物: Le Pautre・Bérain の版画の肘掛け椅子(1670〜1700 年代。図版は要選定)
アトリエで開くルイ 14 世様式・1690–1710
頭の端に外へ傾けた四角い枠の背、逆さの花瓶形のろくろ脚 8 本と H 形の貫、籐張りの座に載せた敷き物
元にした図・実物: 英国の籐張りの寝椅子 1690–1710(Met 10.125.175。103 × 152 × 55 cm)。ルイ 14 世の時代の、傾けた背の付いた寝椅子の形
アトリエで開くルイ 14 世様式・1660–1715
逆さの花瓶形の 4 本脚と X 形の貫、張りぐるみの四角い座
元にした図・実物: Le Pautre・Bérain の版画のタブレ(図版は要選定)。高さは Roubo『L'Art du menuisier』第 3 部 1772 図版 224
アトリエで開くルイ 14 世様式・1680–1715
大理石の天板、逆さの花瓶形の 4 本脚、X 形の貫と中央の壺の飾り(金箔)
元にした図・実物: Le Pautre・Bérain の版画のテーブル(図版は要選定)
アトリエで開くルイ 14 世様式・1680–1715
天板の下に左右の袖と中央の浅い引き出し。袖ごとに角の脚 4 本を内へ反った X 形の平らな貫で結び、貫の下に独楽形の足。膝の空きの奥に小さな扉
元にした図・実物: André-Charles Boulle の机 1685–99(Met 37.160.7。ブールの象嵌。高さ 78.7・幅 196.9・奥行き 86.4 cm)
アトリエで開くルイ 14 世様式・1680–1715
2 枚扉に上下 2 つずつの鏡板、上に張り出した S 字のコーニス、下に玉縁の台輪と玉足。鏡板の中はブール象嵌の置き場所
元にした図・実物: Boulle 1700 ごろ(Met 202281、2330 × 1219 × 483)
アトリエで開くルイ 14 世様式・1675–1710
上の箱は中央に背の高い扉、左右に 5 段の引き出し、上にメダイヨンの帯とコーニス。台は奥まった戸棚(扉に円い枠)と前の 2 本の柱、引き出しの帯、独楽形の足の台輪
元にした図・実物: André-Charles Boulle に帰属、1675–80 ごろ(Getty 77.DA.1。館の記録 231 × 151.9 × 66 cm)。台の 2 体の人像は角柱に替えた
アトリエで開くルイ 14 世様式・1675–1710
柱を布で包んだ四柱の寝台。寝台いっぱいの天蓋に、裾を舌の形に切った深いヴァランス、頂の繰形の板と四隅の羽根飾りの壺。中央へのぼる張りぐるみの高い頭板、四隅に寄せた帳、床までの裾の布
元にした図・実物: Hampton Court(Herefordshire)の儀礼の寝台 1698 ごろ(Met 205088。館の記録 365.8 × 198.1 × 152.4 cm)、Daniel Marot『Nouveaux livre d'appartements』1703 の寝室の図(Met 426454)
アトリエで開くルイ 14 世様式・1685–1715
矩形の鏡を、盛り上がった幅の広い金の枠で囲む。上の框の中央に渦の冠を立てる
元にした図・実物: 仏の鏡の枠 17 世紀末〜18 世紀初め(Met 07.225.135、矩形の枠と貝殻の冠)。寸法は Getty 87.DH.78(1690–1700、2032 × 1270)
アトリエで開くルイ 14 世様式・1690–1710
四隅を落とした四角の 2 段の台に、縦の膨らみを刻んだ鐘。八角の柄は上へ太り、張り出した柱頭と口の受けが続く
元にした図・実物: Louis Dupérier の燭台 1706–7(Met 200252、21 cm)。台と柄の型は Jacques Demé 1690–91(Met 200253)、Charles Petit 1701–2(Met 200251)
アトリエで開くルイ 14 世様式・1680–1730
花瓶形の軸から S 字の金銅の腕 8 本が出て、受け皿の下にガラスの雫、灯りのあいだに玉の鎖
元にした図・実物: André-Charles Boulle の 8 灯 ca. 1710(Met 239533)。ガラスの雫は 18 世紀中ごろのシャンデリア(Met 202244)。近い例 Gumley 1710–15(Met 208208)
アトリエで開くルイ 14 世様式・1690–1700
独楽形の足の台に、柱の付いた胴とガラスの扉、上に釣鐘形の屋根と壺。黒地に真鍮の象嵌の箱に金銅の飾り
元にした図・実物: Boulle と Martinot の時計 c. 1695(Cleveland 1967.153、高さ 1137。べっ甲と真鍮の象嵌、金銅)
アトリエで開くルイ 14 世様式・1690–1715
2 ft の球と真鍮の子午環、幅の広い地平環を、アカンサスを彫った花瓶形の柱と渦を巻く脚 3 本、4 本の弧の腕で支える床置きの地球儀
元にした図・実物: Nicolas Bion『L'Usage des globes célestes et terrestres』1700 の天球儀の図(Internet Archive lusagedesglobesc00bion、leaf 224)、天球儀 ローマ 1695(Met 45.128.8、球 491・全高 673)
アトリエで開く
枠の割り付けとガラスの大きさが、時代をいちばん正直に表す。

両開きの扉を一直線に並べ、部屋の奥まで見通す。

部屋の中心に据え、上に鏡を掲げ、棚に時計と燭台を並べる火の場所。

壁を腰・中・上の帯に割る仕上げで、部屋の様式がいちばんよく出る。

梁の天井から格天井、漆喰の浮彫へと移り、回り縁で壁とつなぐ。

寄木・石の市松・絨毯の床は、パースの基準の線にもなる。

古代の 5 つのオーダーに従う柱で、室内では壁に半分埋めた付け柱が多い。

脇の開いたフォトゥイユと、脇まで張りぐるみのベルジェール。

脚を伸ばして身を横たえる、昼の休みの椅子。

背の無い腰掛けで、宮廷では誰が座れるかが身分で決まっていた。

窓の間の壁に付けて置き、上に大きな鏡を掛ける卓。

平机・倒す蓋・巻き蓋・婦人の小さな机と型の多い、手紙を書く机。

人の背より高い 2 枚扉の箪笥。

宝物や本を見せてしまう、扉付きの棚。

天蓋と帳で囲う寝台で、部屋でいちばん高価な家具だった。

窓の間や暖炉の上に、床から天井近くまで掛ける鏡。